ゆっくり着実に

ゆっくり着実が成功の素

スポーツジムのもう一つの側面

スポーツジムって一般的なイメージはマシンジムであって、みんな黙々と体を鍛えているなりトレッドミルで走っているというイメージだと思う。

スポーツジムって実はそんなんじゃない。

結論から言うと「スポーツジムは全年齢対象のデイサービスセンターだ」

確かに、フィットネスをするという目的のために行くのだが、それ以上に物凄く幅広い年齢、職業の人とコミュニケーションをとることができる場でもある。

ちょっとした世話話とかをするのはもちろんだが、マスターズ水泳大会に出るとかマラソン大会に出るといった共通の目的を持った人々が年齢とか利害関係を超えて協力し合い、お互いに高め合うことができる場所である。

今の時分、地域のコミュニティみたいなものが衰退していて年長者と話すなり一緒になにかするといった機会が大幅に減っている。そういったことが他動的ではなく能動的にできる場所ってスポーツジム以外にはそうそうないのではないのか。いろいろな人と汗を流しながら運動するということは本当に何にも代えがたい貴重な時間であり人生の充足感を与えてくれる。

 

世間では孤独になっていく老人が社会問題になっているが、デイサービスセンターにはない柔軟性がありデイサービスでは会うことができないほど幅のある年齢層の人が一丸となって場を共有している。ジムに通うモチベーションって自分の体重が減っていくとか水泳のレッスンを受けて泳ぐのが上手になりたいとかといった内省的なモチベーションももちろんあるが、それ以外にもいつも会う顔に会いに行くといった外的なモチベーションもある。

デイサービスに通うことを嫌がる方々もみんなでストレッチをするという感じでターゲット層に出来たらこれからのスポーツジムは形態が変わってくるのではないのかなと考えた。平日の午前中のみの会員制度とかありだと思う。

男の人の場合にはいわゆる「お風呂会員」が結構いっぱいいるんだから、ジムではなくて月々定額制の銭湯を作れば需要はかなりあると考える。一人暮らしで家に帰ってお風呂に入らずにシャワーのみというよりかは帰り際に銭湯によってしっかりと湯船で骨身を労る快適性を覚えてしまえば、会員は離れてはいかないだろうから常に一定数は確保できるのではないだろうか。

 

 

まぁとにかくスポーツジムは運動を1人ですると思ったら大間違えだよってこと!